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平成27年第5回定例会(第5号) 本文 2015-12-21
平成27年第5回定例会(第5号) 名簿 2015-12-21

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    平成27年第5回定例会(第5号) 本文 2015-12-21


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成27年第5回定例会(第5号) 本文 2015-12-21 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 128 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長有馬茂人君) 2 ◯議長有馬茂人君) 3 ◯議長有馬茂人君) 4 ◯議長有馬茂人君) 5 ◯議長有馬茂人君) 6 ◯議長有馬茂人君) 7 ◯市長渕上隆信君) 8 ◯議長有馬茂人君) 9 ◯議長有馬茂人君) 10 ◯議長有馬茂人君) 11 ◯議長有馬茂人君) 12 ◯議長有馬茂人君) 13 ◯議長有馬茂人君) 14 ◯議長有馬茂人君) 15 ◯議長有馬茂人君) 16 ◯議長有馬茂人君) 17 ◯議長有馬茂人君) 18 ◯議長有馬茂人君) 19 ◯議長有馬茂人君) 20 ◯議長有馬茂人君) 21 ◯議長有馬茂人君) 22 ◯議長有馬茂人君) 23 ◯議長有馬茂人君) 24 ◯総務部長刀根茂君) 25 ◯産業経済部長西浦良雄君) 26 ◯議長有馬茂人君) 27 ◯議長有馬茂人君) 28 ◯議長有馬茂人君) 29 ◯議長有馬茂人君) 30 ◯議長有馬茂人君) 31 ◯議長有馬茂人君) 32 ◯予算決算常任委員長北條正君) 33 ◯議長有馬茂人君) 34 ◯総務民生常任委員長原幸雄君) 35 ◯議長有馬茂人君) 36 ◯議長有馬茂人君) 37 ◯産経建設常任委員長和泉明君) 38 ◯議長有馬茂人君) 39 ◯議長有馬茂人君) 40 ◯文教厚生常任委員長馬渕清和君) 41 ◯議長有馬茂人君) 42 ◯議長有馬茂人君) 43 ◯議長有馬茂人君) 44 ◯議長有馬茂人君) 45 ◯10番(山本貴美子君) 46 ◯議長有馬茂人君) 47 ◯13番(福谷正人君) 48 ◯議長有馬茂人君) 49 ◯議長有馬茂人君) 50 ◯議長有馬茂人君) 51 ◯10番(山本貴美子君) 52 ◯議長有馬茂人君) 53 ◯議長有馬茂人君) 54 ◯議長有馬茂人君) 55 ◯10番(山本貴美子君) 56 ◯議長有馬茂人君) 57 ◯議長有馬茂人君) 58 ◯議長有馬茂人君) 59 ◯10番(山本貴美子君) 60 ◯議長有馬茂人君) 61 ◯議長有馬茂人君) 62 ◯議長有馬茂人君) 63 ◯10番(山本貴美子君) 64 ◯議長有馬茂人君) 65 ◯議長有馬茂人君) 66 ◯議長有馬茂人君) 67 ◯13番(福谷正人君) 68 ◯議長有馬茂人君) 69 ◯議長有馬茂人君) 70 ◯議長有馬茂人君) 71 ◯1番(今大地晴美君) 72 ◯議長有馬茂人君) 73 ◯9番(石川栄一君) 74 ◯議長有馬茂人君) 75 ◯議長有馬茂人君) 76 ◯議長有馬茂人君) 77 ◯予算決算常任委員長北條正君) 78 ◯議長有馬茂人君) 79 ◯産経建設常任委員長和泉明君) 80 ◯議長有馬茂人君) 81 ◯議長有馬茂人君) 82 ◯議長有馬茂人君) 83 ◯議長有馬茂人君) 84 ◯議長有馬茂人君) 85 ◯議長有馬茂人君) 86 ◯10番(山本貴美子君) 87 ◯議長有馬茂人君) 88 ◯6番(中野史生君) 89 ◯議長有馬茂人君) 90 ◯議長有馬茂人君) 91 ◯議長有馬茂人君) 92 ◯10番(山本貴美子君) 93 ◯議長有馬茂人君) 94 ◯議長有馬茂人君) 95 ◯議長有馬茂人君) 96 ◯議長有馬茂人君) 97 ◯議長有馬茂人君) 98 ◯産経建設常任委員長和泉明君) 99 ◯議長有馬茂人君) 100 ◯議長有馬茂人君) 101 ◯10番(山本貴美子君) 102 ◯議長有馬茂人君) 103 ◯議長有馬茂人君) 104 ◯議長有馬茂人君) 105 ◯議長有馬茂人君) 106 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) 107 ◯議長有馬茂人君) 108 ◯議長有馬茂人君) 109 ◯新幹線対策特別委員長(和泉明君) 110 ◯議長有馬茂人君) 111 ◯議長有馬茂人君) 112 ◯議長有馬茂人君) 113 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) 114 ◯議長有馬茂人君) 115 ◯10番(山本貴美子君) 116 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) 117 ◯10番(山本貴美子君) 118 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) 119 ◯議長有馬茂人君) 120 ◯議長有馬茂人君) 121 ◯10番(山本貴美子君) 122 ◯議長有馬茂人君) 123 ◯議長有馬茂人君) 124 ◯議長有馬茂人君) 125 ◯議長有馬茂人君) 126 ◯議長有馬茂人君) 127 ◯市長渕上隆信君) 128 ◯議長有馬茂人君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時10分開議 ◯議長有馬茂人君) ただいまから本日の会議を開きます。  諸般の報告 2 ◯議長有馬茂人君) この際、諸般の報告をいたします。  まず、本日の会議の欠席者について報告いたします。本日の会議に、常岡大三郎議員は病気のため欠席する旨、届け出がありました。  次に、追加提出議案について報告いたします。市長より、本日付をもって、第111号議案から第119号議案までの9件について提出がありました。  以上であります。  日程第1 敦賀市選挙管理委員及び同補充       員選挙 3 ◯議長有馬茂人君) 日程第1 敦賀市選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によることとし、議長において指名することにいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 4 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることとし、議長において指名することに決定しました。  まず、敦賀市選挙管理委員には、   敦賀市白銀町12番15号    青 山 利 勲 氏
      敦賀市常宮13号40番地    山 本 竹 司 氏   敦賀市新松島町13番28号    元 山 久美子 氏   敦賀市松栄町14番13号    小 畑 泰 淨 氏 を指名いたします。  次に、同補充員には、  第1順位   敦賀市三島18号30番地の12(三島町3丁目)    辻 子 幸 雄 氏  第2順位   敦賀市公文名24号10番地の3    新 田 和 雄 氏  第3順位   敦賀市市橋20号13番地の11    宮 口 広 見 氏  第4順位   敦賀市莇生野52号4番地    奥 村 光 繁 氏 を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました方々を敦賀市選挙管理委員及び同補充員選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 5 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々が敦賀市選挙管理委員及び同補充員に当選されました。  日程第2 第113号議案~第119号議案 6 ◯議長有馬茂人君) 日程第2 第113号議案から第119号議案までの7件を一括議題といたします。  説明を求めます。 7 ◯市長渕上隆信君) よろしくお願いします。  ただいま議題に供されました第113号議案から第119号議案までの各議案につき御説明申し上げます。  第113号議案は敦賀市公平委員会委員の選任につき同意を求める件、第114号議案は敦賀市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求める件、第115号議案から第119号議案までの5件は敦賀市職員懲戒審査委員会委員の任命につき同意を求める件でございます。  まず、敦賀市公平委員会委員であります刀根荘兵衛氏は平成27年12月27日をもって、敦賀市固定資産評価審査委員会委員であります田中信幸氏は平成27年12月23日をもってそれぞれ任期満了となり、また、敦賀市職員懲戒審査委員会委員であります吉田孝子氏、建部信一氏、村中宗一氏、中山和範副市長、刀根茂総務部長の5名は平成27年12月27日をもって任期満了となります。  つきましては、それぞれの委員に次の方々を選任及び任命いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項、地方税法第423条第3項及び地方自治法施行規程第17条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。  すなわち、敦賀市公平委員会委員には、   敦賀市白銀町4番2号    刀 根 荘兵衛 氏  敦賀市固定資産評価審査委員会委員には、   敦賀市新松島町4番22号    田 中 信 幸 氏  敦賀市職員懲戒審査委員会委員には、   福井市中央町2丁目4番11号    板 倉 詩 菜 氏   敦賀市津内町3丁目6番25号    建 部 信 一 氏   敦賀市中央町2丁目22番5号    福 島   栄 氏   敦賀市堂57号509番地    中 山 和 範 副市長   敦賀市櫛川38号12番地の10    刀 根   茂 総務部長 でございます。  以上の方々は、それぞれ人格高潔にして経験も極めて豊かであり、委員として最適任と認められますので、ここに提案する次第であります。  何とぞよろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。 8 ◯議長有馬茂人君) お諮りいたします。  第113号議案から第119号議案までの7件については、いずれも人事案件でありますので、慣例により質疑を省略し、また会議規則第37条第3項の規定に基づき委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 9 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、第113号議案から第119号議案までの7件については、質疑及び委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。  これより採決いたします。  まず、第113号議案 敦賀市公平委員会委員の選任につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 10 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第113号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。   ──────────────── 11 ◯議長有馬茂人君) 次に、第114号議案 敦賀市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 12 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第114号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。   ──────────────── 13 ◯議長有馬茂人君) 次に、第115号議案 敦賀市職員懲戒審査委員会委員の任命につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 14 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第115号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。   ──────────────── 15 ◯議長有馬茂人君) 次に、第116号議案 敦賀市職員懲戒審査委員会委員の任命につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 16 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第116号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。   ──────────────── 17 ◯議長有馬茂人君) 次に、第117号議案 敦賀市職員懲戒審査委員会委員の任命につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 18 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第117号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。   ──────────────── 19 ◯議長有馬茂人君) 次に、第118号議案 敦賀市職員懲戒審査委員会委員の任命につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 20 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第118号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。   ──────────────── 21 ◯議長有馬茂人君) 次に、第119号議案 敦賀市職員懲戒審査委員会委員の任命につき同意を求める件について、提案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 22 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第119号議案については、提案のとおり同意することに決定しました。  日程第3 第111号議案、第112号議案 23 ◯議長有馬茂人君) 日程第3 第111号議案及び第112号議案の2件を一括議題といたします。  説明を求めます。 24 ◯総務部長刀根茂君) それでは、第111号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第6号)について御説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3000万を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ259億6084万7000円とするものでございます。  歳入歳出の詳細につきましては、お手元に配付した資料のとおりでございます。  以上でございます。 25 ◯産業経済部長西浦良雄君) それでは、第112号議案 損害賠償の額の決定及び和解の件について御説明を申し上げます。  1ページをお願いいたします。  1、相手方の住所及び氏名、2、損害賠償の額につきましては、それぞれ議案書に記載のとおりでございます。  3、事故の態様でございますが、平成20年7月27日に、つるが・港の祭典「きらめきフェスティバル2008」の会場において強風が発生し、会場内南方に設置されていた縦横10メートル、高さ5メートルのテント4張が連結された施設内にいらっしゃった男性が当該施設とともに東方に吹き飛ばされ、亡くなられたものであります。  4、和解の内容でございますが、本件については、市の支払う損害賠償の額を前記2のとおりとし、市と相手方との間において本件和解金の受領をもって一切解決したものとし、本件和解条項以外何ら債権債務が存在しないこととするものでございます。  提案理由といたしまして、金ケ崎緑地における事故について、損害賠償の額の決定及び和解を行いたいので、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定に基づき、この案を提出するものでございます。
     よろしくお願いをいたします。 26 ◯議長有馬茂人君) お諮りいたします。  第111号議案及び第112号議案の2件については、議会運営委員会の決定及び会議規則第37条第3項の規定に基づき質疑及び委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 27 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、第111号議案及び第112号議案の2件については、質疑及び委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。  これより採決いたします。  まず、第111号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第6号)について、提案のとおりこれを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 28 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第111号議案については、提案のとおり可決いたしました。   ──────────────── 29 ◯議長有馬茂人君) 次に、第112号議案 損害賠償の額の決定及び和解の件について、提案のとおりこれを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 30 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第112号議案については、提案のとおり可決いたしました。  日程第4 第92号議案~第110号議案 31 ◯議長有馬茂人君) 日程第4 第92号議案から第110号議案までの19件を一括議題といたします。  これより、その審査結果について各委員長の報告を求めます。  まず、予算決算常任委員長 北條正君。   〔予算決算常任委員長 北條正君登壇〕 32 ◯予算決算常任委員長北條正君) ただいまから、予算決算常任委員会における平成27年度補正予算案件の審査経過及び結果について御報告いたします。  お手元の審査結果報告書の1ページをごらんください。  本委員会に審査を付託されました第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)外9件につきましては、全体会での基本質疑の後、分科会における詳細審査を経て慎重に審査した結果、第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)については、まず反対の立場から、予算のほとんどは重要性、緊急性について妥当であると判断するが、アクアトム整備委託料の債務負担行為について、アクアトムはあくまで国及び県の問題であり、市が触れていい案件ではない。県との共同所有で、これまで歳入になっていた固定資産税等がなくなり、逆に市が所有する分のランニングコストを負担することになるため反対であるとの討論。  同じく反対の立場から、問題の多いマイナンバー制度に係る個人番号カード等関連事務費が計上されている。また、アクアトム整備委託料は、財政が厳しく施設の統廃合が必要と言いながらも有料の子ども広場を整備するものであり、結果的に男女共同参画センターを体育館も含めて取り壊すことについて市民の理解を得ることは難しいなどといった理由から反対であるとの討論。  また賛成の立場から、当初予算にはなかった自立支援給付等事業費や特別支援学級新設に係る事業費、国体に向けた拠点としての活用が期待される国民体育大会事務室整備事業費などが適切に計上されており、各委員会や一般質問を通じ、事業効果や妥当性等についておおむね確認されたと判断し賛成する。ただ、アクアトム整備委託料については、議会への説明会、一般質問を通じ未確定や不明確な点が多いので、今後、議会にも詳細な説明をお願いしたいとの賛成討論があり、採決の結果、賛成多数をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  第93号議案から第101号議案までの9件については、いずれも討論はなく、採決の結果、第93号議案 平成27年度敦賀都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、第94号議案 平成27年度敦賀市簡易水道特別会計補正予算(第2号)、第97号議案 平成27年度敦賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)及び第99号議案 平成27年度敦賀市産業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)の4件については全会一致をもって、第95号議案 平成27年度敦賀市国民健康保険(事業勘定の部及び施設勘定の部)特別会計補正予算(第2号)、第96号議案 平成27年度敦賀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、第98号議案 平成27年度敦賀市介護保険特別会計補正予算(第2号)、第100号議案 平成27年度市立敦賀病院事業会計補正予算(第2号)及び第101号議案 平成27年度敦賀市水道事業会計補正予算(第2号)の5件については賛成多数をもって、原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以下、全体会、分科会における主な質疑及び分科会における主な自由討議について御報告をいたします。  初めに、全体会、分科会における主な質疑について御報告いたします。  まず、第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)では、債務負担行為のアクアトム整備委託料について、現時点の整備のスケジュールと内容、駐車場について伺いたいとの問いに対し、1月中に公募でプロポーザルを実施し、2月上旬に見積徴収、仮契約を締結したい。駐車場の方策等は検討中であるが、2階、3階に入る県の関係には近隣駐車場を活用してもらう等をお願いし、1階を利用するお客様のために確保したい考えであるとの回答がありました。  関連し、観光協会が入るに当たり内装や暖房などの設備はどうするのかとの問いに対し、既存の事務室はそのまま活用する形になると思う。必要な会議室や応接室のスペースを確保した上で仕切りをしたい。また空調設備は、改修等を行いそのまま活用する形で、個室などは室内エアコンといった空調設備を持っていきたいと考えているとの回答がありました。  次に、企業立地補助金について、雇用拡大に対する補助は30万円掛ける27人分とのことだが、そのうち敦賀の方は何人で、総従業員数は何人かとの問いに対し、27人全て敦賀在住の方であり、総従業員数は51人であるとの回答がありました。  次に、景観形成推進事業費について、補助対象のお魚通り景観形成推進地区の3件の内訳はとの問いに対し、事務所兼店舗が2件、倉庫が1件である。この通りについては、外から見える売り場、作業場についても対象にしているとの回答がありました。  次に、姉妹都市交流50周年記念事業費について、なぜ12月補正なのかとの問いに対し、当初は水戸市と確認し行事を行わないことになっていたが、急遽、水戸市が50周年行事を11月に開催し、つながりということでこちらでも行うことになった。3月に来敦する水戸の使節団の受け入れも50回目ということで、その時期に合わせて開催したいとの回答がありました。  次に、国民体育大会事務室整備事業費について、今回整備する事務室は仮設か、また国体終了後はどうするのかとの問いに対し、事務室は仮設であり、国体終了後は会議室や研修室としての利用や取り壊しを含めて今後検討していかなければならないとの回答がありました。  次に、第100号議案 平成27年度市立敦賀病院事業会計補正予算(第2号)では、給食業務委託料の債務負担行為について、事業者の選定方法は、また契約金額の変更はあるのかとの問いに対し、指名型プロポーザル方式で行う。金額については、管理費は今までと変わらないが、給食材料費の関係で入院患者数の減少に伴い食事数も減少しているため少し減っているとの回答がありました。  関連し、病院給食における地産地消の取り組みはとの問いに対し、地産地消の理念の重要性は認識しているが、病院は献立も複雑で月に1万8000食ほど調理しているため、食材の安定確保の観点から地産地消をお願いするのは難しい点もある。もし地産地消という特色ある提案をしていただいたら評価において加点を検討していきたいとの回答がありました。  その他の議案では、重立った質疑はありませんでした。  次に、分科会における主な自由討議について御報告いたします。  アクアトムもいろいろと議論はあるが、県との調整やいろんな検討を踏まえ認めざるを得ないというところであるとの意見や、観光協会は今の南公民館にあるよりはアクアトムに入る方がいいと思うが、観光協会自体の働きやあり方については議論していかなければならないと思っており、駅の観光案内所と連携がとれればいいと思っているとの意見。  また、今回の福祉総合システムを初めとしてシステム整備に毎回お金がかかっている。今後のシステムは、なるべく個別ではなく総合的にできるような方向で考えていってもらいたいとの意見がありました。  以上が本委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 33 ◯議長有馬茂人君) 次に、総務民生常任委員長 原幸雄君。   〔総務民生常任委員長 原幸雄君登壇〕 34 ◯総務民生常任委員長原幸雄君) ただいまから、総務民生常任委員会における議案の審査経過及び結果について報告いたします。  お手元の委員会審査結果報告書の3ページをごらんください。  まず、第102号議案 敦賀市個人番号の利用に関する条例制定の件について、主な質疑として、第3条の内容及び第4条第2項のただし書きについて解説をお願いしたいとの問いに対し、第3条は、番号法で定められた事務のほか、条例で利用できる事務を定め、独自に個人番号を利用できるという規定であるが、今回の条例の段階では独自利用については定めておらず、今後、必要なものがあれば条例で定めていく。また、第4条第2項のただし書きは、同一機関内であれば情報提供ネットワークシステムを介さずに特定個人情報の授受を行うことができるが、法の規定により、情報提供ネットワークシステムを利用して情報の提供を受けることができるものについては、同一機関内であってもこれを利用することを定める規定であるとの回答がありました。  また、今回条例を定めたが、市の事務についてはこの条例を改正していくのか、ほかの条例を定めていくのかとの問いに対し、この条例の中で定めていくとの回答がありました。  討論はなく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  次に、第104号議案 敦賀市市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例の一部改正の件については、主な質疑として、法人番号を記載しないとなった理由はとの問いに対し、今回の改正理由は、国税分野及び社会保障分野における番号の利用方法との整合性を勘案した結果であると聞いているとの回答がありました。  討論はなく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  次に、第110号議案 市有財産の無償貸付けの件について、重立った質疑はありませんでした。  また討論もなく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました議案の審査経過及び結果であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 35 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 36 ◯議長有馬茂人君) 次に、産経建設常任委員長 和泉明君。   〔産経建設常任委員長 和泉明君登壇〕 37 ◯産経建設常任委員長和泉明君) ただいまから、産経建設常任委員会における議案の審査経過及び結果について報告いたします。  委員会審査結果報告書の5ページをごらんください。  最初に、第103号議案 敦賀市農業委員会の委員等の定数を定める条例制定の件について、主な質疑として、農業委員と農地利用最適化推進委員のそれぞれの定数の根拠はとの問いがあり、農業委員の定数については、現在の定数の半分程度という基準や、政省令による上限数、今後の農業委員会の業務量等のバランスを考え、北陸農政局や他市町の動向等も確認し10名が妥当であると判断した。農地利用最適化推進員については、定数の上限基準が農地面積100ヘクタール当たりに1名となっており、敦賀市の農地面積が904ヘクタールのため9名としたとの回答がありました。  関連して、農地利用最適化推進委員が新設されるが、その職務内容はとの問いがあり、推進員は、担当地域の農業者間の話し合いの推進、農地利用の集積や集約をするため、農地の出し手と受け手の間に入り、農地中間管理機構と連携しながら耕作放棄地の発生防止と解消を推進することが主な仕事となるとの回答がありました。  また、農業委員の選挙を廃止するということだが選出方法はどのようになるのかとの問いがあり、推薦、公募の実施は広報紙やホームページを使って広く周知する。認定農業者については文書を送る。各地区の農家組合員に対しては、農業委員の推薦、公募の周知と推進員の募集を依頼したいと考えている。推薦、公募の状況は募集期間の中間と終了後に公表することが義務づけられているので、その手順通りに行うとの回答がありました。  関連して、農業委員には中立な立場で公正な判断をすることができる者を1人以上入れるとあるが、どのように選ぶのかとの問いがあり、具体的には決まっていない。一つの案として区長会長から非農業者の推薦を求めるという方法もあるが、現在模索しているところであるとの回答がありました。  関連して、女性、青年も積極的に登用するとあるが、こちらも何か案があるのかとの問いがあり、認定農業者の中に女性や若い方もいらっしゃるので、そういった方の公募があれば積極的に登用したいと考えているとの回答がありました。  討論はなく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  次に、第106号議案 指定管理者の指定の件について、主な質疑として、今年度の指定管理料は幾らか。また、今後5年間、同じ管理料となるのかとの問いがあり、今年度の指定管理料は60万円。指定管理料については、毎年、管理者と協議して額を決定している。管理者には、できるだけ収入を上げて指定管理料を減らすように努力をしてもらっているとの回答がありました。  討論はなく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました議案の審査経過及び結果であります。  なお、議案審査終了後、所管事務調査として、産業経済部より企業立地の優遇策について説明を受けましたので、申し添えいたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 38 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 39 ◯議長有馬茂人君) 次に、文教厚生常任委員長 馬渕清和君。   〔文教厚生常任委員長 馬渕清和君登壇〕 40 ◯文教厚生常任委員長馬渕清和君) ただいまから、文教厚生常任委員会における各議案の審査経過及び結果について報告いたします。  委員会審査結果報告書の7ページをごらんください。  第105号議案 敦賀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正の件について、主な質疑として、地方公営企業法の全部適用について、デメリットとして公共性よりも経済性が高まり、コスト削減による職員の非正規化の進行を懸念するがどう考えるかとの問いに対し、地方公営企業法には、経営の基本原則として、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないと明確にうたわれている。また、病院はマンパワーが重要であり、職員のモチベーションが上がるように十分配慮させていただきたいとの回答がありました。  また、職員が企業職員になると、ほかの市職員との間に給料などの格差が生じることが懸念されるがどのような配慮をするのかとの問いに対し、全部適用になると独自の給料表の設定が可能だが、それは考えていない。現在、医師や看護師などの職員が不足している状況なので確保していかなければならないが、職員の採用計画に基づき適切に対応させていただきたいとの回答がありました。  討論では、反対の立場から、敦賀市が全責任を持ってバックアップしてこそ安心な医療が提供できると思う。全国的に見ると全部適用になって働く人の雇用条件の悪化なども耳にするので、今までどおり一部適用にすべきと考えるとの意見。  また賛成の立場から、今まで敦賀病院が着実に積み上げてきた実績は大きく、さらにそれをグレードアップしていく上で全部適用は必要で大事なことだと思う。しかし、今の条例だけではあいまいな部分があり不安要素が残るので、今後、条例の改正などしっかりと明文化していただくことをお願いして、賛成するとの意見がありました。  採決の結果、賛成多数で原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  次に、第107号議案 指定管理者の指定の件について、主な質疑として、申請が1者のみとのことだが、ほかに申請が出てこない理由についてどう考えるのかとの問いに対し、前回の申請要件は市内に事務所を有する社会福祉法人としていたが、今回は民間の営利法人も申請の要件にし、また福祉総合センターには貸し館とデイサービスの業務があるので共同企業体でも構わないというふうに要件を拡大したが、それでも申請は1者であった。社会福祉協議会の長年の福祉に対する蓄積を市民の方々が認知されているところも理由の一つだと思うとの回答がありました。  また、評価点について、適格と判断する基準はあるのかとの問いに対し、選定結果報告書の事業計画の審査で、各委員の評価書の得点数を合計したものの平均点が600点以上である申請者を適格者とするという判断であるとの回答がありました。  討論では、賛成の立場から、申請が1者しかないということで、今後幅広いところから申請が出てくるような形をなるべくとっていただきたいと思うが、今回は点数もクリアしているということで賛成したいとの意見がありました。  採決の結果、全会一致で原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  次に、第108号議案 指定管理者の指定の件について、主な質疑として、今回の評価点数は何点かとの問いに対し、1000点満点中718.37点であるとの回答がありました。  その後、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  次に、第109号議案 指定管理者の指定の件について、主な質疑として、1件しか申請がなかったとのことだが理由についてどう考えるのかとの問いに対し、きらめきスタジアムは主にソフトボール競技に利用されているので、専門性という面で1者しか申請がなかったのではないかと考えるとの回答がありました。  また、評価書が1000点満点中657.24点となっており700点を切っている。申請が1件の状況で、万が一この評価点がさらに下がっていくようなことがあった場合どうなるのかとの問いに対し、600点未満になった場合、選定委員会で計画の見直しや指導というところも考えられるが、現在は600点以上というところで要件はおおむねクリアしていると思うとの回答がありました。  討論では、賛成の立場から、申請が1者しかないという部分で不安要素がある。これから先、少しでも評価が高い状態になるよう理事者側と指定管理者が常に連絡をとり調整、指導、アドバイスしていくことが大事になってくるので、それをお願いして賛成するとの意見がありました。  採決の結果、全会一致で原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました各議案の審査経過及び結果であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 41 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 42 ◯議長有馬茂人君) 以上で各委員長報告及び質疑を終結いたします。  これより採決いたします。  一括議題といたしました各議案中、討論通告のあります9件を除く第93号議案、第94号議案、第97議案、第99号議案、第104号議案及び第106号議案から第110号議案までの10件について、各委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
    43 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第93号議案外9件については、各委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 44 ◯議長有馬茂人君) これより、討論通告のあります各議案について討論及び採決を行います。  初めに、第92号議案について討論を行います。  まず、委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 45 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)について、反対の立場で討論をいたします。  まず、個人番号カード等関連事業費121万1000円についてです。  マイナンバー制度は、赤ちゃんからお年寄りまで国民一人一人に12桁の番号をつけ、収入や資産、社会保障など個人情報を国や自治体が一括管理し、利用できるようにするもので、これによって税金や社会保障料の徴収を強化し、社会保障や医療の給付を削減するなど国の負担を減らすものです。  今回の予算は、このマイナンバー制度の通知カードの送付及び個人番号カードの交付開始のための事務経費ですが、国の制度でありながら112万1000円のうち国庫支出金は28万5000円、敦賀市が83万6000円を一般財源から支出することについて、賛成できません。  次に、債務負担行為、アクアトム整備委託料2億円についてです。  アクアトムは、今から14年前、日本原子力研究開発機構、当時は核燃料サイクル開発機構でしたが、約27億円をかけて建設した原子力PR施設です。目玉であったロボットのシーラカンスは、故障が多く維持費もかかるためすぐに廃止になりました。民主党政権のとき事業仕分けを受けて2012年3月に閉館し、この間、解体撤去について検討されていましたが、日本原子力研究開発機構から無償譲渡を受け、福井県8割、敦賀市2割の割合で所有することで福井県と合意しました。  今回の債務負担行為は、敦賀市が所有することとなるアクアトムの1階をあそび・まなび・子ども広場として、ネット遊具やボールプールなど大型遊具や学習室などを整備するためのものです。2億円のうち1億7000万円が核燃料税で7000万円が市債、いわゆる敦賀市の借金です。完成後は維持管理費年間2200万円の2割を敦賀市が負担しなければならず、子ども広場の人件費も必要となるため、現在南公民館にある敦賀観光協会をアクアトムに移転し、男女共同参画センターを南公民館に移転し、男女共同参画センターを体育館ごと取り壊すことで財政負担の軽減を図るとのこと。  財政が厳しいといって福祉予算を削減する一方、アクアトムに2億円ものお金をかけて有料の子ども広場を整備し、さらにはアクアトムのために多くの利用者に喜ばれている男女共同参画センターを取り壊すことについて、市民の理解を得ることはできません。  最後に、職員の人数の問題です。平成27年度当初予算で計上された職員は、26年度当初予算に比べ6名ふやして予算が組まれていました。これは事業が多様化する中で必要な職員数を確保しようとしたものと思われますが、結果として23人減っています。保育園の保育士も正規職員が6名ふえていますが非正規職員が12名減り、正規、非正規合わせると179人と過去最低になりました。  市民のために働く公務員が減れば、結果的に市民の福祉、暮らしをよりよくすることは困難であり、必要な職員数を確保するためにも安過ぎる賃金の値上げなど職員の労働条件の改善が求められているのではないでしょうか。  以上申し上げまして、第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)について反対の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 46 ◯議長有馬茂人君) 次に、委員長報告に賛成の討論を行います。  福谷正人君。   〔13番 福谷正人君登壇〕 47 ◯13番(福谷正人君) 市政会の福谷でございます。  私は、第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)に対し、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。  今議会に提案されました補正予算は、主なものといたしまして、小中学校の特別支援学級の設置、国体準備関連等であり、その他につきましても適正に計上されていると判断をいたしております。  また、反対討論のありましたマイナンバー制等につきましては、国の制度の改正、また人事異動に伴います職員給与の補正等やむを得ない予算であり、予算決算常任委員会や一般質問等を通じ、それぞれの妥当性等について十分に確認をされたものと判断をいたしまして、賛成するものであります。  理事者におかれましても、今後も議会の議決に至るまでの委員会や一般質問等での議論の過程等について、その意味を十分に理解、反映をし、また慎重なる予算措置を講じていただくよう強く要望をつけ加えておきます。  なお、アクアトム整備委託料につきましては、さらに効率的、効果的な事業とするため、また、その執行に対してはしっかりと確認をしていく必要があるとの判断から、この後、当予算案が可決された場合には、御賛同いただいております各議員の皆さんと共同で附帯決議案の提案を予定いたしております。当予算案及び附帯決議が可決された際には、市長初め理事者におかれましては、民意としての当市議会の決議の趣旨を尊重いただき、真摯に御対応をお願いしたいと思います。  以上申し上げまして、第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)について委員長報告に賛成の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 48 ◯議長有馬茂人君) 以上で第92号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 49 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第92号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 50 ◯議長有馬茂人君) 次に、第95号議案、第96号議案、第98号議案、第100号議案及び第101号議案の5件について、一括して委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 51 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第95号議案 平成27年度敦賀市国民健康保険(事業勘定の部及び施設勘定の部)特別会計補正予算(第2号)、第96号議案 平成27年度敦賀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、第98号議案 平成27年度敦賀市介護保険特別会計補正予算(第2号)、第100号議案 平成27年度市立敦賀病院事業会計補正予算(第2号)、第101号議案 平成27年度敦賀市水道事業会計補正予算(第2号)について、反対の討論をいたします。  これらの議案は、先ほどの一般会計補正予算同様、職員の削減について反対するものです。  全体に言えることですが、正規職員を減らし非正規で補うことが続けられてきたため、どの分野においても職員負担がふえ、働きにくい環境になっています。市民のために働く公務員が減れば、結果的に市民の福祉、暮らしをよりよくすることは困難であり、正規雇用をふやし安過ぎる賃金の値上げを行うなど職員の労働条件の改善を求め、反対討論といたします。  議員各位の御賛同をお願いいたします。 52 ◯議長有馬茂人君) 以上で第95号議案、第96号議案、第98号議案、第100号議案及び第101号議案の5件に対する討論を終結し、一括して採決いたします。  第95号議案 平成27年度敦賀市国民健康保険(事業勘定の部及び施設勘定の部)特別会計補正予算(第2号)、第96号議案 平成27年度敦賀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、第98号議案 平成27年度敦賀市介護保険特別会計補正予算(第2号)、第100号議案 平成27年度市立敦賀病院事業会計補正予算(第2号)及び第101号議案 平成27年度敦賀市水道事業会計補正予算(第2号)の5件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 53 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第95号議案、第96号議案、第98号議案、第100号議案及び第101号議案の5件については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 54 ◯議長有馬茂人君) 次に、第102号議案について委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 55 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第102号議案 敦賀市個人番号の利用に関する条例制定の件について、反対の立場で討論をいたします。  この条例は、マイナンバー制度の施行に伴い、平成28年1月1日から敦賀市が個人番号や特定個人情報を利用できるようにするためのものです。  マイナンバー制度は、赤ちゃんからお年寄りまで国民一人一人に番号をつけ、収入や資産などの情報を掌握することで税金や社会保険料の徴収を強化し、一方で社会保障や医療の給付削減を行うなど国の負担を減らすものです。  年金データが流出し、100%情報漏えいを防ぐことができないことが明らかになり、住民の不安がなくならない中で始まるマイナンバー制度には問題があります。  条例中「利用することができる」とあるのは、番号の付番と個人番号の交付は法定受託事務ですが、それ以外は自治事務であり、自治体の責任で行われることを意味しています。敦賀市の対応として、法律に定められた事務全てで個人番号を利用することは避けるべきであり、この条例制定に反対をいたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 56 ◯議長有馬茂人君) 以上で第102号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第102号議案 敦賀市個人番号の利用に関する条例制定の件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 57 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第102号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 58 ◯議長有馬茂人君) 次に、第103号議案について委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 59 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第103号議案 敦賀市農業委員会の委員等の定数を定める条例制定の件について、反対の立場で討論をいたします。  農業委員会は、農民の議会と言われ、これまで農業者の代表として選挙で選ばれた12名の選挙委員と有識者から選任された5名の選任委員の17名で構成され、農地や農業を守る重要な役割を担ってきました。  今回の条例改正は、その農業委員を選ぶ選挙を廃止して、農業委員の定数を17名から7名も減らし10名にする。そして新たに農地利用最適化推進委員を設け、その定数を9名にするというものです。  これは農業委員会等に関する法律の一部改正に伴うものですが、参議院の農林水産委員会で参考人質疑に招かれた田代洋一大妻女子大教授は、この農業委員会法の改正について、農業委員会は単なる机上委員会となり、活動は推進委員会の役割になる。農業委員が形骸化し、地域と地権者に信頼されなくなる。今後は農地利用の最適化だけやっていればいいという農業委員会になると批判しています。  また、敦賀の農業委員会は女性の農業委員の割合が17人中3名と高く、女性農業者の意見を農政に反映してきましたが、農業委員が削減されると女性の農業委員も減らされ、女性の声は届きにくくなってしまいます。  TPP交渉の合意によって、今後農業をめぐる情勢はますます厳しくなります。こうした中、これまで以上に農業委員会が農家の要望をつかみ、それに応える農政や地域農業の振興のため積極的な役割を果たすことが求められています。  敦賀の地場産業である農業を守るため、敦賀の安全、安心な食料を守るためにも農業委員会の定数の削減には反対です。  以上申し上げまして反対の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 60 ◯議長有馬茂人君) 以上で第103号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第103号議案 敦賀市農業委員会の委員等の定数を定める条例制定の件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 61 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第103号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 62 ◯議長有馬茂人君) 次に、第105号議案について委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 63 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第105号議案 敦賀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正の件について、反対の立場で討論いたします。  市立敦賀病院は、これまで地方公営企業法のうち経営の基本原則、企業の設置、財務に関する規定など一定部分のみ適用してきました。今回の議案は、これまで適用されてこなかった組織や職員の身分取り扱いに関する規定など含め、市立敦賀病院に全面的に公営企業法を適用するための改定です。  地方公営企業法を一部適用から全部適用に移行する狙いは、病院経営に収益をより一層上げるための企業的手法を導入し、独立性を持たせようとするものです。  これまで全部適用のメリットとして、責任者が市長でなくなり、市長が任命する管理者が予算案の作成や管理者判断で一定の契約ができるためスピーディな対応ができる。病院職員の経営に対する意識の向上が期待でき、コスト意識、経営の参画の意識が醸成されるため、職員にも士気が高まり職員が活性する。患者サービスが向上され魅力的な病院づくりができるなど述べられていましたが、職員の活性化、患者サービスの向上、魅力的な病院づくりは、全部適用でないと実現しないことでしょうか。  逆にデメリットとして、職員の人事、給与についても独立した権限が与えられているため、病院の経営が厳しい場合、賃金などの引き下げや正規雇用を減らし非正規雇用へ変えられるのではないかとの懸念があります。また、採算性が今まで以上に強められるため経費の削減が強められます。今でもコスト意識、経営意識を追及する余り、治療費をやむなく滞納している患者に医師や看護師が直接治療費を払うよう求めたり、長期入院している患者に退院を強要するなど苦情が寄せられてきましたが、医師や看護師は経営意識よりも患者の治療に専念すべきです。  憲法25条の生存権を保障し、市民の命、健康を守るため、これまでどおり一部適用で運営し、さらに充実させることを求めて、反対の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 64 ◯議長有馬茂人君) 以上で第105号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第105号議案 敦賀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正の件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 65 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第105号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。  日程第5 B議案第8号 66 ◯議長有馬茂人君) 日程第5 日程第4における第92号議案の原案可決に伴い、B議案第8号を議題といたします。
     提案者の説明を求めます。  福谷正人君。   〔13番 福谷正人君登壇〕 67 ◯13番(福谷正人君) 市政会の福谷でございます。  ただいま議題に供されましたB議案第8号 第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)に対する附帯決議の件につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。  この附帯決議は、平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)中、アクアトム活用計画に係る事業の執行に当たって、議会の意思に対し適切な措置を講ずるよう求めるために決議をするものであります。  では、議案を読み上げまして説明とさせていただきます。  本市の財政状況は、原子力発電所の長期停止等により厳しい環境にあり、市民の視点に立った施策を最優先に、予算配分の効率化、重点化を図り、厳しい地域経済情勢に配慮した行政運営がなされるべきであり、市議会としても、敦賀市、敦賀市民にとって最善の市政となるよう予算の執行に注視し、是々非々の議論を行い、議会の責任を果たしていく所存である。  このような中、敦賀市アクアトム活用計画に係る予算として、債務負担行為のアクアトム整備委託料2億円が12月補正予算案として計上され、今定例会の委員会や一般質問の場で議論を重ねてきたところである。  当該活用計画について、中心市街地の衰退の顕在化や集客・波及要素の創出等の視点で行うという背景や目的に対してはおおむね理解できるが、予算執行については、現時点で収支推計やその基礎となる入館料の設定や人件費等に係る県との費用負担等に関して不確定な内容が多く、今後の運営等に関して、本市の過度な負担とならないよう十分に配慮されているか注視する必要がある。また、にぎわい創出という所期の目的が達成されるためには、より効果的な事業となるよう適切な判断と対応がなされなければならない。  よって、本予算の執行に当たっては、次の事項について、適切な措置を講ずべきである。  敦賀市アクアトム活用計画に係る事業の執行に当たり、今後の運営等に関し、敦賀市の過度な負担とならないよう十分配慮し、また、にぎわい創出など本事業の所期の目的が達成されるよう効果的な事業計画を早急に策定し、議会に説明すること。  以上、決議する。  以上、B議案第8号 第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)に対する附帯決議の件を提案するものでございます。  提案者は、私、福谷と御賛同いただきました記載の皆様でございます。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 68 ◯議長有馬茂人君) ただいまの説明に対し御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 69 ◯議長有馬茂人君) 以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  B議案第8号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 70 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、B議案第8号については、委員会付託を省略することに決定しました。  B議案第8号については、討論通告がありますので、これより討論を行います。  まず、提案に対し反対の討論を行います。  今大地晴美君。   〔1番 今大地晴美君登壇〕 71 ◯1番(今大地晴美君) いつも市民派、ずっと無党派の今大地晴美です。  第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算に対する附帯決議に反対の立場で討論を行います。  確かに今回の附帯決議につきましては今後注視していかなければならないでしょうが、既にこの予算を通してしまった。その時点で行政にお墨つきを与えてしまっていると言っても過言ではありません。  既に福井県と敦賀市が機構に対しまして無償譲渡するようにという申請書を出している中に、今後、維持管理費等、それから大規模修繕、解体費等について、将来にわたって見込まれる大規模修繕工事や最終的な施設の解体工事に要する経費については、施設の所有者、利用者の協議により応分を負担と明記されております。どのようにも解釈できる内容であり、今後ますます市民への負担が大きくなるものと予想されます。  この債務負担行為7000万円は、今後10年間の償還期間で元利合計でいいますと大体480万円、毎年支出することになります。こういうことがますますふえていくものと思われ、附帯決議がどのような効力を発するのかは私自身もわかりませんが、7000万円の債務負担行為については92号議案に反対することが唯一の道だったと思っております。  よって、今回の附帯決議に対しては反対をするものでございます。  皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 72 ◯議長有馬茂人君) 同じく、提案に対し反対の討論を行います。  石川栄一君。   〔9番 石川栄一君登壇〕 73 ◯9番(石川栄一君) 政志会の石川栄一です。  第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)に対する附帯決議に反対の討論を行います。  先ほどの附帯決議の説明にもありましたように、今回の一般会計補正予算に敦賀市アクアトム活用計画に係る予算2億円が計上されております。財源内訳としては、核燃料税交付金1億3000万円、地方債7000万円であります。さらに、その地方債7000万円について30%の交付税措置が認められた場合、本市の実質的な負担は4900万円になると一般質問等で説明がありました。  ただいまの附帯決議では、理事者に対し、予算の執行に当たり過度な負担にならないよう十分に配慮すること、事業の所期の目的を達成するための事業計画を策定し議会への説明、この2点を求めておりますが、予算及び事業の執行に当たり、全力でより効果的な結果を求め取り組むことは執行権限を有する理事者の当然の責務であり、また、これまで県との交渉などタイトな時間の中で議会への説明を行ってきております。  仮に今後、予算執行に対する疑義が生じた場合は、議会としての権限である調査権によりただしていくことは当然の責任であり、市長、議会の二元代表制のもと、両者でよりよいものにしていくべきであります。  以上の理由から、今回の附帯決議の内容は理事者に求めるべき必要性が認められないことから反対いたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 74 ◯議長有馬茂人君) 以上でB議案第8号に対する討論を終結いたします。  これより採決いたします。  B議案第8号 第92号議案 平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)に対する附帯決議の件について、提案のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 75 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、B議案第8号については、提案のとおり可決いたしました。  日程第6 第83号議案~第86号議案 76 ◯議長有馬茂人君) 日程第6 第83号議案から第86号議案までの4件を一括議題といたします。  これより、その審査結果について各委員長の報告を求めます。  まず、予算決算常任委員長 北條正君。   〔予算決算常任委員長 北條正君登壇〕 77 ◯予算決算常任委員長北條正君) ただいまから、予算決算常任委員会における決算案件の審査経過及び結果について御報告申し上げます。  お手元の委員会審査結果報告書の2ページをごらんください。  平成27年第4回定例会において本委員会に審査を付託され、閉会中の継続審査としておりました第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件外2件の決算案件につきましては、全体会での基本質疑の後、分科会による詳細審査等を経て慎重に審査した結果、第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件については、反対の立場から、施設使用料等の統一減免基準による利用料の有料化や値上げ、標準スケールを用いた福祉事業の廃止、保育園給食業務の民営化、赤レンガ倉庫や駅前広場の整備など身の丈以上の事業等を行っており、反対であるとの討論。  賛成の立場から、歳入は厳しい財政の中、適性化が図られ、歳出は標準スケールを用いて敦賀市独自の上乗せ部分等を見直し適正な配分にしているが、必要な行政の救いの手は差し伸べられていると感じる。また、赤レンガ倉庫はこの先事業効果が発揮されていくこと、駅前広場は新幹線開業に向けて必要な整備であることから賛成するとの討論があり、採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。  次に、第84号議案 平成26年度市立敦賀病院事業決算認定の件については、討論はなく、採決の結果、全会一致をもって認定すべきものと決しました。  次に、第86号議案 平成26年度敦賀市水道事業決算認定の件については、生活困窮者がふえる中、貧困世帯への給水停止を行うべきではなく、相談体制の充実や水道料金の福祉減免制度の創設こそ実施すべきだったと考えるので反対であるとの討論があり、採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。  以下、全体会、分科会における主な質疑及び分科会における主な自由討議について御報告いたします。  初めに、全体会、分科会における主な質疑について御報告いたします。  第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件では、まず、つるがふるさとサポーター事業費について、何をもって効果というのか、また当初の狙いである都会からの誘客等の成果は把握できているのかとの問いに対し、提言やアンケート調査なども実施しており、その中で本市に対する御意見をいただくことや、当初の狙いどおりそれぞれの場面で敦賀をPRしてもらうことで効果が上がってくると考えるが、可視化して把握することは難しいと考えているとの回答がありました。  次に、コミュニティバス利用状況等調査事業費について、アンケート調査の結果はとの問いに対し、市内に居住する16歳以上の方を無作為に抽出し1200人に配布し、有効回答者数は513人だった。運行本数が少ない、運行経路がわかりにくいといった意見が多く、改善すべき点は運行本数の増加、どこでも自由な乗りおり、運行時間の延長が挙げられる。費用では、高齢者や障害者の交通手段の確保から多額でも税金を投入すべきという意見が31.9%と最も多く、運行経費を抑制して税金の投入額を削減すべきという意見が27.5%、運賃は現行の200円が39.8%と最も多く、次いで100円が21.9%だったとの回答がありました。  次に、観光拠点施設調査事業費について、候補地が何カ所かあるということだが、民間施設は調査対象に入っていなかったのかとの問いに対し、民間は対象に入っていないとの回答がありました。  次に、敦賀港レトロ浪漫ARアプリ開発事業費について、アプリのダウンロード数はとの問いに対し、平成27年10月末時点で616件であるとの回答がありました。  また、当初2カ年の事業ではなかったかとの問いに対し、当初は初年度にアプリの基本部分の作成、翌年度にCGで再現した建物等の解説や季節ごとの背景変化機能、多言語対応等の追加を予定していたが、26年度のアプリ開発の際に翌年度追加を予定していた解説や背景変化機能を盛り込めたこと、また多言語対応やその他の機能については費用が高額であり、アプリ公開後の利用状況を踏まえ再検討すべきとの判断に至ったことから、27年度に新たな機能追加は予定していないとの回答がありました。  次に、お誕生日訪問事業費について、対象者624件のうち訪問対象者である103名の選定方法と、訪問時に留守だった方への対応はとの問いに対し、健康管理センターで行っている7カ月すくすく検診に来られなかった方が訪問対象者である。留守の場合は訪問したことを伝えるお便りを残しており、一度不在だった方もほとんど再訪問しているとの回答がありました。  次に、旧葉原小学校校舎管理費について、平成26年度の主要な施策の成果に関する説明書には、学校跡地利用検討委員会で旧葉原小の利活用の方法を決定したと書いてあるが、平成25年度も同様の内容であった。毎年どういったことを決定しているのかとの問いに対し、利活用の方法について、25年度には旧葉原小を今後、教育委員会の関係施設として利用する方針を決定し、26年度には教育委員会の中でも文化振興課または博物館の分室として利用する方針を決定したとの回答がありました。  次に、第84号議案 平成26年度市立敦賀病院事業決算認定の件では、看護大学ができる前に敦賀病院で学生の受け入れなどの交流を行っていかなければならないと言っていたが、平成26年度は実際に行ったのかとの問いに対し、看護大学との交流については、1年生から実習の受け入れを行っており、学生のための待合や更衣室等のスペースを改修した。また平成26年度には、例年実施している病院の防災訓練で学生に模擬患者として参加してもらったとの回答がありました。  次に、第86号議案 平成26年度敦賀市水道事業決算認定の件では、重立った質疑はありませんでした。  次に、分科会における主な自由討議について御報告いたします。  中池見湿地の保全活用に関して、長期的視点が検討委員会を含め出されているが、問題を先送りにしている感覚を受ける。基金も半分を切っており、本気になって考えないと選択が玉虫色になってきている。我々も税金をチェックする身であり、選択をしていかなければならないとの意見。  また、決算案件全体に関して、社会情勢や三法交付金の減額等を受け、減免の見直しや使用料、受益者負担などを考えているので、今回の決算は認定できるのではないかと思うとの意見がありました。  以上が決算審査における主な内容であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願いします。 78 ◯議長有馬茂人君) 次に、産経建設常任委員長 和泉明君。   〔産経建設常任委員長 和泉明君登壇〕 79 ◯産経建設常任委員長和泉明君) ただいまから、産経建設常任委員会における議案の審査経過及び結果について報告いたします。  委員会審査結果報告書の6ページをごらんください。  平成27年第4回定例会において本委員会に審査を付託され、閉会中の継続審査としておりました第85号議案 平成26年度敦賀市水道事業利益剰余金処分の件について、質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました議案の審査経過及び結果であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 80 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 81 ◯議長有馬茂人君) 以上で各委員長報告及び質疑を終結いたします。  これより採決いたします。  一括議題といたしました各議案中、討論通告のあります2件を除き、まず、第84号議案 平成26年度市立敦賀病院事業決算認定の件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 82 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第84号議案については、委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。   ──────────────── 83 ◯議長有馬茂人君) 次に、第85号議案 平成26年度敦賀市水道事業利益剰余金処分の件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 84 ◯議長有馬茂人君) 起立全員。よって、第85号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 85 ◯議長有馬茂人君) これより、討論通告のあります各議案について討論及び採決を行います。  初めに、第83号議案について討論を行います。  まず、委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。
      〔10番 山本貴美子君登壇〕 86 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件について、反対の立場で討論をいたします。  議会で決算の認定をするには、監査での視点だけにとどまらず、住民にとってどうだったのかという視点で検証することが必要です。平成26年度は、労働者の賃金がふえない、年金の支給が減らされるなど国民の収入が減っている一方、消費税の増税、70歳から74歳の医療費の窓口負担が2倍になるなど国民の負担がふえ、さらに生活が苦しくなった1年でした。  このような中、住民の福祉、暮らしをよりよくすることが目的である自治体として、敦賀市が住民の負担を少しでも減らし、福祉、暮らし、教育の充実を最優先にした市政を行うことが求められていました。  そうした視点で検証した結果、平成26年度敦賀市歳入歳出決算を認定することはできません。  まず市民負担の押しつけであります。一部ではありますが、消費税増税の市民への転嫁が行われました。また、平成26年度から住民税に一律1000円上乗せする復興増税が始まりました。復興といいながら東日本大震災の復興ではなく、福井県や敦賀市の防災の財源になりました。  公共施設使用料等の統一減免基準によって施設利用料の有料化や値上げが行われ、敦賀斎苑の火葬炉の使用料も値上げが行われました。そして敦賀市は、標準スケールという独自の手法を用いて、これまで敦賀市が行ってきた子育て応援育児用品支給事業、ひとり親家庭の入学、進学祝いの支給、障害者のRCNチャンネル利用料の助成など福祉事業を廃止しました。また、地域福祉活動支援事業費、高齢者外出支援事業費、ふれあいサロン事業費、青少年補導活動費、文化団体等補助金、文芸協会事業費補助金を削減しました。さらに、行政改革で3つの公立保育園の給食調理業務を民営化し、保育と給食を分断してしまいました。  こうして市民に負担を押しつける一方で、税金の無駄遣いを正すことはしませんでした。議員の海外視察や市長、副市長、教育長、議員の期末手当の値上げが行われました。任期満了を待たず退職された副市長の退職金についても、市長、副市長、教育長の退職金はやめなくても4年の任期満了ごとに支払われるもので、今回の副市長の退職金1223万円は4年の任期に満たないにもかかわらず高額であり、市民の理解は得られません。  そして、さらに敦賀市は身の丈以上の事業を行いました。  まず赤レンガ倉庫の整備事業費5億3477万円です。赤レンガ倉庫は、12年前、日本原電が4億円で買い、その日のうちに敦賀市に寄附されましたが、耐震補強工事が高額であるためそのままにしていました。2013年、3年ぶりに返り咲いた自民党政権が経済成長の名目で大型公共事業のばらまきを行い、敦賀市はそれを使って耐震補強工事をし、ジオラマ館、レストラン館を整備しました。当初、総事業費は10億円、敦賀市の負担は2億円の予定でしたが、結果的に合計11億円、敦賀市の負担は3億円を超えてしまいました。10月にオープンして以来、予想を超える来場者でにぎわっていますが、これから毎年約2900万円の指定管理料が発生します。  さらに、駅周辺整備、駅前広場整備事業費3億9037万円です。駅前広場の総事業費は約11億円で、10月にオープンしましたが、なぜ広場の真ん中に太陽光パネルがあるのかと今も市民から疑問の声が寄せられています。  北陸新幹線整備関係についても、今後、開業に伴う地元負担は6億5000万と言われ、新幹線は要らないという市民の声が多くあるにもかかわらず進められています。  本当に財政が厳しいのであれば、このような大型公共事業にメスを入れ、国のばらまきを有効活用し、ほかの自治体のように市民の要望の高い住宅リフォーム助成制度を復活させたり市営住宅のエレベーター設置を行うなど、市民の暮らしを応援するために使うべきではなかったでしょうか。  また、明らかに原発依存の公共事業というものもあります。市道西浦1、2号線整備事業は、 本来、県道のバイパス整備であり福井県がすべきものを、全額日本原電からの寄附で工事することを前提に平成21年、県道から市道に変更し整備を行ってきました。平成26年度は、寄附金ではなく日本原電の負担金と名前を変えて整備が行われました。27年6月に西浦1号線が開通したものの、日本原電が原発停止で経営が厳しいとして西浦2号線の整備が中断してしまったことを見ても、原発に頼ることなく、現在行われている制圧道路同様、福井県に責任を持って整備するよう求めるべきでした。  また、社会保障・税番号制度のためのシステム改修費、保育の公的責任の放棄につながる子ども・子育て支援制度のための事業、要支援の方を介護保険から外す第6期介護保険事業計画のシステム改修費などは、国の制度に基づくものですが、単に国の負担を減らし福祉を支え合いの社会保障に変えていくもので、市民の負担につながります。  自衛官募集事業費についても、安保関連法、いわゆる戦争法が成立した今、この自衛官募集事務によって自衛隊に入った敦賀の若者がアメリカと一緒に武器を持って戦場へ行く、そして戦場で殺し殺されるようなことになるかもしれない。そう考えると、とても認めることはできません。  以上の理由から、 平成26年度歳入歳出決算は、生活が厳しい市民に対し福祉、暮らし、教育の充実を最優先にした市政が行われたとは思えないため、認定できません。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 87 ◯議長有馬茂人君) 次に、委員長報告に賛成の討論を行います。  中野史生君。   〔6番 中野史生君登壇〕 88 ◯6番(中野史生君) 市政会の中野でございます。  私は、第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件について、委員長報告に対し賛成の立場で討論を行います。  平成26年度の日本経済を見ると、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動減等により個人消費に弱い動きも見られましたが、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略のいわゆるアベノミクス3本の矢の一体的推進により緩やかな回復基調となりました。  しかし本市においては、原子力発電所の長期稼働停止等の影響に加え、生産年齢人口の流出が大きな問題となっております。  このような中、平成26年度の行財政運営につきましては、交流人口増加のための受け皿づくりの推進や人口減少対策及び経済対策としての産業施策を展開し、本市の抱える諸問題に対し積極的に取り組んだものと認識しております。  その結果、平成26年度決算につきましては、一般会計では歳入総額が303億2737万円、歳出総額が286億202万4000円となり、差し引き形式収支が17億2534万6000円、そこから翌年度に繰り越すべき財源3億5584万7000円を控除した実質収支が13億6949万9000円の黒字となっております。また、各特別会計についても全会計において一般会計同様、実質収支が黒字となり、財政の健全化が維持されております。  また市債残高につきましても、平成25年度は国の緊急経済対策事業を行ったことから一時的に増加しておりますけれども、平成24年度末の残高からは減少しており、堅実な財政運営による成果があらわれたものと評価しております。  さらに基金についても、減債基金や公共施設整備基金等の取り崩しはありましたが、財政調整基金を初めとする各種基金の残高は一定規模を確保してございますし、実質公債費比率などの健全化判断比率についても警戒ラインとなる早期健全化基準を大きく下回っており、財政の健全性は十分に確保されているものと評価いたします。  さて、今ほど反対討論の中にもありました大規模な公共事業につきましては、北陸新幹線の敦賀開業等を見据えた先行投資であると考えます。また標準スケールの取り組みにつきましても、厳しい財政状況が続く中、他市並みのサービスを確保しながら健全な財政基盤確立を目指すものであり、極めて適切な取り組みであると考えます。  さらに、子ども・子育て支援新制度やマイナンバー制度、介護保険新制度に関する経費につきましても、国の制度変更に対応していくためには必要なものであったと判断しております。  これら以外の事業につきましても、予算案提出の際に十分審議され、議決を受けて執行されたものであり、さらに監査委員の審査意見書におきましても予算及び事務執行については適正である旨の報告がなされておりまして、本決算については認定すべきであると考えます。  なお、来年度以降、日本原電1号機廃炉に伴う三法交付金の減額など、本市の財政運営は非常に厳しいものになるのではないかと懸念しております。そのため大規模な事業の実施に当たっては、採算性や費用対効果にこれまで以上に留意し、市民や議会に対する十分な説明と丁寧な議論を行っていただくよう強く要望するものでございます。  以上申し上げまして、第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件につきまして、委員長報告に賛成の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 89 ◯議長有馬茂人君) 以上で第83号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第83号議案 平成26年度敦賀市歳入歳出決算認定の件について、委員長報告のとおり、これを認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 90 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第83号議案については、委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。   ──────────────── 91 ◯議長有馬茂人君) 次に、第86号議案について委員長報告に反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 92 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  第86号議案 平成26年度敦賀市水道事業決算認定の件について、反対の立場で討論をいたします。  先ほどの敦賀市歳入歳出決算同様、決算の認定に当たって、住民にとってどうだったのかという視点で検証した結果、認定することはできません。  まず消費税が平成26年4月から増税され、消費税増税分の市民への転嫁が行われました。また、水道料金の滞納者への給水停止が133件、滞納者に対する割合では約4割で、過去最多となりました。そして職員は前年度より2名減っており、職員定数の75%しかありませんでした。  国民の収入が減っている一方、消費税の増税、医療費の値上げなど国民の負担がふえ、暮らしが大変な中で、水をとめることは命にかかわる問題です。機械的な給水停止はすべきではなく、職員を減らすのではなく、十分な職員配置による相談体制の充実や水道料金の福祉減免制度の創設こそ実施すべきだったと考えます。  以上の理由から、第86号議案 平成26年度敦賀市水道事業決算認定の件について、反対の立場の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 93 ◯議長有馬茂人君) 以上で第86号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第86号議案 平成26年度敦賀市水道事業決算認定の件について、委員長報告のとおり、これを認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 94 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、第86号議案については、委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。   ──────────────── 95 ◯議長有馬茂人君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時からといたします。             午後0時01分休憩             午後1時00分開議 96 ◯議長有馬茂人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議事を続けます。  日程第7 請願第7号 97 ◯議長有馬茂人君) 日程第7 請願第7号を議題といたします。  これより、その審査結果について委員長の報告を求めます。  産経建設常任委員長 和泉明君。   〔産経建設常任委員長 和泉明君登壇〕 98 ◯産経建設常任委員長和泉明君) ただいまから、産経建設常任委員会における請願の審査経過及び結果について報告いたします。  委員会審査結果報告書の5ページをごらんください。  請願第7号 LNG火力発電所誘致についての請願についてであります。  主な意見として、LNGが日本で進められているのはわかるが、当該地は民間会社の所有地であるため議会として国や県に働きかけることはできないとの意見。  当該地、敦賀原電3・4号機の建設予定地であり、原子力政策は今後どうなるか決まっていない中で請願を認めるべきではないとの意見がありました。  討論では、請願採択に反対の立場から、あくまでも民間事業者の土地であり、その利用に対して意見するような請願は受け入れられない。また、原子力発電所3・4号機の建設予定地ということで、今、情勢もはっきりしない中でLNGのことを言い出すのは疑問ということがあり、請願を採択することに反対であるとの意見がありました。  採決の結果、賛成なしで不採択とすべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました請願の審査の経過及び結果であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 99 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 100 ◯議長有馬茂人君) これより討論を行います。  請願第7号について、委員長報告に反対、すなわち本請願の採択に賛成の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 101 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  請願第7号 LNG火力発電所誘致についての請願について、賛成の立場で討論をいたします。  この請願は、敦賀市内の一市民より出されたものです。3・11福島原発事故以降、原子力発電所の長期停止により敦賀市の経済は停滞、市の財政は危機的状況にあるため、その打開策として日本原電3・4号機増設予定地にLNG火力発電所の誘致を国や県、電力事業者に働きかけるよう求めるものです。  福井県の第3回福井県インフラ整備研究会は、平成25年12月、LNG基地について敦賀港での具体的な事業化の検討を進めるという方向性を示しました。また、自然エネルギー庁は、エネルギー構造転換理解促進事業を概算要求の段階で45億円計上しています。この支援制度は、廃炉を迎える立地自治体に対してエネルギー転換に向けた地域の理解を促進する上で必要となるハード事業、ソフト事業を支援するもので、LNG火力など新しいエネルギービジネスの導入調査なども具体例に挙げられています。  請願を不採択とする理由に、誘致を求める土地が日本原電3・4号機の建設予定地であり、原子力政策がどうなるかわからない中、請願を認めることはできないというのが皆さんから出されたようですが、確かに日本原電3・4号機の建設予定地は民間企業の土地ですが、原発の耐震設計審査指針が改定された影響で安全審査のための活断層の追加調査をするよう指導され、現在も審査中であり、今後の見通しが立っていません。  こうした中、埋め立てた土地にLNG火力発電所を誘致すれば、今ある送電線の有効利用にもつながり、廃炉でもいいから仕事が欲しいという住民の仕事をふやすことにもなり、選択肢の一つとしても有効です。こうした市民の要望があることを電力事業者、県、国に働きかけることぐらい、してもいいのではないでしょうか。  そのため、このLNG火力発電所誘致についての請願を採択すべきものと思います。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 102 ◯議長有馬茂人君) 以上で請願第7号に対する討論を終結し、採決いたします。  請願第7号については、委員長報告は不採択でありますので、会議規則第70条第1項の規定により本請願の採択についてお諮りをいたします。  請願第7号 LNG火力発電所誘致についての請願について、これを採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 103 ◯議長有馬茂人君) 起立少数。よって、請願第7号については、不採択とすることに決定しました。
     日程第8 原子力発電所特別委員会中間報       告及び新幹線対策特別委員会中       間報告 104 ◯議長有馬茂人君) 日程第8 特別委員会の中間報告を議題といたします。  お諮りいたします。  会議規則第45条第1項の規定により、原子力発電所特別委員会及び新幹線対策特別委員会の中間報告を求めることにいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 105 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、原子力発電所特別委員会及び新幹線対策特別委員会の中間報告を求めることに決定しました。  まず、原子力発電所特別委員長 田中和義君。   〔原子力発電所特別委員長 田中和義君    登壇〕 106 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) ただいまから、原子力発電所に関する諸問題について理事者からの報告に基づき調査した内容等を中間報告いたします。  中間報告書の1ページをごらんください。  理事者からは、ごらんのとおり、原子力発電所関係について4項目の報告を受け、調査を行いました。  まず、日本原子力発電株式会社関係及び関西電力株式会社関係では、質疑はありませんでした。  次に、日本原子力研究開発機構関係では、主な質疑として、参考資料にあるふげんのディーゼル発電機冷却水の漏えいについては、発生後どのような報告があり、また、どのような指導をしたのかとの問いがあり、12月1日の発生以後、随時状況報告を受けており、12月7日に現場の状況等を確認した。16本あるボルトのうち1本が破損しており、残りの15本については、全て取り外し、浸透探傷検査によりひび等がないことを確認している。破損したボルトについては、破面を観察してどういう状況で折れたのかを確認し、その結果を踏まえて原因究明と今後の対策を検討すると聞いているとの回答がありました。  関連し、同時期に設置された他のディーゼル発電機のチェックや放射性物質を含んでいる箇所で同様の事象が起こることを想定して、同じような材質のボルトを使用していないのかの確認について指示や対応は行っているのかとの問いがあり、機器の全てについて申し入れはしていないが、御指摘等も踏まえ、安全性を第一に考えなければならないので、重要な部分については、同じようなボルトを使用しているものがあれば確認が必要だと思うので申し入れたいとの回答がありました。  次に、その他の事項では、主な質疑として、使用済燃料の搬出がないという状況が続いている中で、市として今後どうしていきたい、また、こうしてほしいという方針はあるのかとの問いがあり、使用済燃料については敷地外に搬出することが基本認識である。原電敦賀2号機の使用済燃料は、政府のアクションプランに基づく事業者の対応として、むつ市にあるリサイクル燃料備蓄センターへ搬出する計画である。また、敦賀1号機の場合は六ヶ所村へ搬出して再処理を行うのが基本スタンスである。市としても、できるだけ早く計画どおりに敷地外へ搬出してほしいという方針であるとの回答がありました。  また、使用済核燃料税の導入検討について県とのやりとりはどうなっているのかとの問いに対し、県との直接的な会議の場はない。立地市町での意見交換は行っているが、県に対してどのような行動を起こすのかという統一的なものはまだ決まっていないとの回答がありました。  関連し、使用済核燃料税については、これまで反対の立場だったが、このようにとまっている状況で中間貯蔵にも六ヶ所にも行けないのであれば課税せざるを得ないという思いもあるが、どう考えるかとの問いに対し、県の発言内容等を聞いていると、委員が言うように使用済核燃料を敷地内から早く搬出させる目的で課税したいということも言っている。そういった意図は他の立地市町としても合致しているのではないかと思うので、そういう方針に基づけば課税すべきと考える。県が動いているということは、ある程度の段階まで進んでいるのではないかということもあり、そういった状況も踏まえた上で、混乱が生じないよう立地市町と協議をした上で、どのように対応していくか慎重に進めていきたいと考えているとの回答がありました。  なお、調査の後、高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告後の対応についての意見書提出について協議を行い、全会一致をもって本委員会として意見書を提出することとなりました。  以上が原子力発電所特別委員会の中間報告であります。 107 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 108 ◯議長有馬茂人君) 次に、新幹線対策特別委員長 和泉明君。   〔新幹線対策特別委員長 和泉明君登壇〕 109 ◯新幹線対策特別委員長(和泉明君) ただいまから、新幹線対策特別委員会の中間報告を行います。  特別委員会中間報告書の7ページをごらんください。  今回の新幹線対策特別委員会は、11月17日に開催されました第14回駅周辺整備構想策定委員会と同じ内容で、1、駅西地区土地活用について、2、駅東地区の整備について、3、第14回駅周辺整備構想策定委員会での主な意見についてを議題とし、調査を行いました。  理事者から、駅西地区土地活用の今後の工程について説明がありました。  まず、先月の駅周辺整備構想策定委員会と今定例会でいただいた御意見、そして年明け1月に市民から駅西地区土地活用について直接意見をいただく機会をつくり、そこでいただいた意見、これらをもとに今年度末から来年度当初にかけて4案から1案に絞って素案をつくりたい。28年度は、その素案を計画案に練り上げる作業を進める方針であるとの説明がありました。また、4案について、それぞれメリット、デメリット、総事業費も含め、説明をいただきました。  あわせて、市議会の議会報告会で市民から出された新幹線開業時の敦賀駅乗降客数の見込みの質疑について、福井県が示した北陸全体の需要予測結果からの算出で開業前の1.2倍と予測している。敦賀駅の乗降客数は、統計年鑑をもとにするとここ2年間は1日約6700人で、それを見込んだ駅西地区土地活用としたいとの説明がありました。  また、駅東地区整備については、駅西と駅東の役割分担を行い、駅西地区土地活用の中で観光バス対応の駐車場や広域的な駅利用者及び観光客を受け入れる機能が充実された場合、駅東地区の観光バス駐車場等の必要性を見直すと説明を受けました。  さらに、新幹線駅と国道8号バイパスを結ぶ道路については、福井県に整備を要望しており、バイパス接続位置については国交省と検討を進めているとの説明がありました。  駅周辺整備構想策定委員会での主な意見について、割合としては1案がよいという意見が多く、立体駐車場の整備を希望する声が多かったとの説明がありました。  その上で、Aゾ-ンにはPFIによる開発等が具体化すればすぐに対応できるように広場程度に整備することがよいとの意見。また、敦賀の身の丈に応じたものにするべきで費用負担の大きい立体駐車場は不要であるとして、2、3案を支持する意見もありました。対照的に、新幹線開業に当たり夢があり元気が出るとして、4案支持の意見も少なくなかったとの説明を受けました。  説明の後、理事者から、時間軸を示さない中での議論の難しさはあるが、時間軸の提案も含め忌憚のない意見をと求められ、質疑、意見交換に移りました。  主な質疑として、今後、駅西と駅東を別々に考えていくのかとの質疑に対し、一体的に考えていく必要がある。玄関口は駅西なので、こちらを充実させる中で、それを補完する形で駅東は整備したいとの回答。  また、鉄道・運輸機構の事務所移転について、敷地の半分しか使用していないが今後活用しにくいのではとの質疑があり、今は敷地の半面で事務所建設をしているが、来年10月には全面借用したいとの話を機構から聞いているとの回答がありました。  その後、土地活用についての敦賀市の考え方、中心市街地全体を含めたグランドデザインが示されない中、自由に意見を募ると言われても余りにも乱暴で無理がある。時間軸を含めた議論以前の問題で、まず市長初め敦賀市の方針を示すことが先との意見を初め、数人の委員から、敦賀市の駅周辺整備の進め方、駅西地区土地活用の中間取りまとめ案との整合性の問題、駅周辺整備構想策定委員会の位置づけ等への意見があり、委員の質疑や意見と理事者の回答が平行線の状態となったため、休憩を挟んで、共通の認識をいただく時間を設け、基本的に4案についての意見をいただくことで理解いただき、その後再開いたしました。  委員から、新幹線開業までに複合施設を整備する4案がよい。福井県や敦賀市の庁舎、法務局等、行政機関を入れるべきとの意見があり、また質疑として、金沢は新幹線開業後、計算上年間2000万人の観光客が来ていると言われるが、敦賀は年間300万人と考えてよいかとの質疑に対し、敦賀駅の乗降客数1日平均が約6700人なので、365日を掛けると約245万人であり、その1.2倍で294万人、およそ300万人と考えるとの回答がありました。  また、観光バス専用の駐車場があることから1案を支持する。中心市街地と直結する位置に観光バス駐車場があることは、国道8号2車線化議論でもあるように、まちを歩いてもらい商店街を活性化させるためにも必要であるとの意見。また、1案でしばらく広場に活用する中で、レンタサイクル、RCN、FM敦賀、物販ブースを設置とあるが、どのようなイメージなのかとの質疑に対し、簡易的な屋根、壁があり、維持管理ができるブース設置を考えていると回答がありました。  また、現状の仮設駐車場、駐輪場を活用し、残されたAゾーンに区画整理上必要な公園の面積を確保し、広場、駐車場を整備する2案を支持する。観光客誘致の駅西は臨機応変に整備し、駅東地区が8号線まで結ばれることから、駅東地区はビジネス街として会社新規誘致をするべきであるとの意見。  この意見に対し、別の委員からは、敦賀市の体力を考えると駅東地区を開発することには疑問を感じるとの反論もあり、別の委員からは、新幹線の駅ができるということは、民間ビジネスの投資対象になることが過去のほかのまちの歴史を見れば明らかで、駅東地区は投資しやすいような整備を進めていくべきであると考えるとの意見。  理事者からは、駅東地区について議論があるが、敦賀市の地形は駅西側に市街地が広がり、駅東には木の芽川があり、その背後には工業専用地域が広がっている。駅西にいかに人のにぎわいをつくるかが鍵であり、駅東には最低限のアクセス道路整備は必要と考えるとの回答がありました。  また、Aゾ-ンを更地にしてから数社の企業から問い合わせがあると理事者から聞いたが、現状PFIによる中間取りまとめ案の4案を進めることが必要である。ここはにぎわい創出というコンセプトをはっきりさせ、複合施設をつくることを前提に進むべきと、1案もいいが施設整備を先送りすることは疑問であるとの意見。  駅東開発の可能性は残しておくとして、Aゾーンの複合施設、あらゆる施設整備の可能性をマッチングする策を検討し、あらゆる整備へのPFIによる詳細なシミュレーションづくりに汗をかいてほしいとの意見。  さらに、施設整備先送りの1案では将来的に新たな事業費が発生するので、冒険ではあるが長期的視野で市民にとって夢のある提案は必要と考えるので4案を支持するという意見。  あわせて、元気がない敦賀市にとって、新幹線が来るという期待に合わせて、新幹線開業に合わせ施設を整備する4案で頑張っていただきたいとの意見もありました。  以上、駅西地区土地活用4案について委員全員から意見をいただきました。中間取りまとめ案をベースとした4案の支持が多かったようです。  委員から、新幹線開業を見据えた敦賀のまちづくりとして、受け皿のソフト、ハード整備も重要な新幹線対策であり、国道8号道路空間整備も含めた形で、本特別委員会の所管を敦賀駅及び駅周辺整備だけにとどまらず中心市街地活性化にも広げてはどうかとの意見があり、委員長として提案と受けとめ、同様の意見が総務常任委員会でもあったようなので、議会運営委員会に話させていただくということで了解をいただきました。  以上が本委員会における中間報告であります。 110 ◯議長有馬茂人君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 111 ◯議長有馬茂人君) 以上で特別委員会の中間報告を終結いたします。  日程第9 B議案第9号 112 ◯議長有馬茂人君) 日程第9 B議案第9号を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  原子力発電所特別委員長 田中和義君。   〔原子力発電所特別委員長 田中和義君    登壇〕 113 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) ただいま議題に供されましたB議案第9号 「高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告後の対応についての意見書」提出の件について、提案説明をさせていただきます。  意見書の案文を朗読の上、提案理由とさせていただきます。  高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告後の対応についての意見書  国のエネルギー基本計画等に示されているもんじゅの役割や研究開発については、安全確保を最優先にしながら、関係省庁と連携し、取り組むことが肝要である。  そのような中、去る11月13日に原子力規制委員会より文部科学大臣宛てに高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告が出されたことは、これまで市民の安全・安心の確保を大前提に国のエネルギー政策に協力してきた立地地域としては、まことに遺憾である。現にもんじゅが立地している地元の心情としては、問題が長引くことにより、市民の安全・安心、地域経済の安定等が脅かされることを大変憂慮している。  立地地域及び国民の信頼回復のためにも、原子力規制委員会とのかかわり方を含め、これまでのもんじゅの運営体制や、文部科学省が主体となって進めてきた改革について、問題点を徹底的に検証した上で改善を図り、厳格な安全管理を行うことが必要である。また、立地地域に対しては、丁寧な説明を行うなど真摯に進めていくことが重要である。  よって、下記の事項について強く要望する。 1 当該勧告を真摯に受けとめ、これまでの運営体制や改革の取り組みの問題点を十分に検証した上で、安全管理を担うことのできる運営主体を速やかに示し、市民・国民に対して丁寧に説明すること。 2 現にあるもんじゅの管理については、原子力規制委員会に対し十分に協議を行い、現場職員の士気を低下させることなく必要な措置を講じるよう、日本原子力研究開発機構に適切な指導を行いながら、安全・安心の確保に全力を傾注すること。 3 もんじゅの今後については、立地地域への影響が大きいことを十分に考慮し、地元に対する丁寧な説明を行いながら検討すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成27年12月21日               敦賀市議会  提案理由  高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告後の対応についての意見書を国会及び関係行政庁に提出したいので、この案を提出する。  以上でございます。  議員各位の御賛同をよろしくお願いします。 114 ◯議長有馬茂人君) ただいまの説明に対し御質疑ありませんか。 115 ◯10番(山本貴美子君) 何点かお聞きしたいと思います。  国会及び関係行政庁に提出するというこの意見書なんですけれども、まず1番、2番、3番ありますけれども、これをどこに求めているのかなということでちょっとお聞きしたいんですけれども、市民、国民に対して丁寧に説明することとありますよね。これは誰に説明するよう求めているのかということ。  そしてまた2番、原子力研究開発機構に適切な指導を行うよう求めているわけですけれども、これは誰に対して求めているのか。  そして3番、最後も地元に対する説明をしながら検討すること。これは誰に対して求めているのか。文科省なのか規制庁なのか規制委員会なのか国会に対してなのか。そのあたりはっきりお願いします。 116 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) 山本議員に対して答弁させていただきます。  どなたにということなので。勧告を出したのは規制委員会のほうなんですけれども、勧告を受け取ったのは文科省なので、文科省を主体にこれは提出することとしております。  以上です。 117 ◯10番(山本貴美子君) そうしますと、2番の原子力研究開発機構に適切な指導を行うよう求めているのは、文部科学省に対して日本原子力研究開発機構に指導を求めているということですか。 118 ◯原子力発電所特別委員長(田中和義君) そのとおりであります。 119 ◯議長有馬茂人君) ほかに御質疑ございませんか。   〔「なし。」の声あり〕 120 ◯議長有馬茂人君) 以上で質疑を終結いたします。  B議案第9号については、討論通告がありますので、これより討論を行います。  提案に対し反対の討論を行います。  山本貴美子君。   〔10番 山本貴美子君登壇〕 121 ◯10番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  「高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告後の対応についての意見書」提出について、反対の立場で討論をいたします。  11月13日、原子力規制委員会から文部科学省宛てに、トラブル続きのもんじゅの運営について、原子力研究開発機構にかわってもんじゅの出力運転を安全に行う機能があると認められる者を具体的に特定すること。そして、もんじゅの出力運転を安全に行う能力がある者を具体的に特定することができないなら、もんじゅの安全上のリスクを明確に減少させるよう、もんじゅのあり方を抜本的に見直すことを求める勧告が出されました。  今回出された意見書は、この勧告について遺憾であるとし、原子力規制委員会とのかかわり方を含め改善を求めるとともに、原子力規制委員会に対し、日本原子力研究開発機構に適切な指導を講じるよう求めています。
     そもそも規制委員会は、福島事故を教訓に、これまでのような推進するのも経済産業省、規制機関である原子力安全・保安院も経済産業省というあり方を見直し、推進と規制の分離、そして独立性が必要として、原子力安全・保安院を廃止し、不十分ながらも原子炉規制など原子力利用の安全確保を任務とする国の規制機関として規制委員会を発足させました。そのため規制委員会がより厳しく規制することは、住民の安全を保障するためには当然のことであります。  ことし7月の敦賀市議会の改選後、原子力発電所特別委員会を改めて設置するという提案の中で、原子力発電所に関する諸問題について審査及び調査を行うことを目的とするという目的について、議会はさまざまな意見を持つ市民に選ばれて出てきた議員で構成されており、決して原子力政策を推進する委員会ではないか、公平性を保つものであるかと確認したところ、提案者より、決してこの委員会は原子力を推進するものではなく、公平、中立な立場で原子力問題について審査、調査をする委員会であるとの回答でした。その特別委員会からこのような推進の意見書が提案されたことは、大変遺憾であります。  もんじゅは、毒性の強いプルトニウムを燃料とし、冷却材として使うナトリウムは温度によって水や空気に反応し燃えたり爆発したりするため、その危険性は軽水炉よりも格段に高く、多くの市民はもんじゅについて不安に感じています。原発について賛成の市民でさえ、もんじゅだけはやめてほしいと言われる方も決して少なくありません。  今回の勧告を真摯に受けとめ、廃炉の決断、核燃料サイクルからの撤退こそ求めるべきと申し上げまして、反対の討論といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いします。 122 ◯議長有馬茂人君) これより採決いたします。  B議案第9号 「高速増殖原型炉もんじゅに関する勧告後の対応についての意見書」提出の件について、提案のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 123 ◯議長有馬茂人君) 起立多数。よって、B議案第9号については、提案のとおり可決いたしました。  日程第10 議員派遣の件 124 ◯議長有馬茂人君) 日程第10 議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本件について、会議規則第163条の規定により、お手元に配付のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 125 ◯議長有馬茂人君) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣については、お手元に配付のとおりとすることに決定しました。  閉会の挨拶 126 ◯議長有馬茂人君) 以上で、今定例会に提案された議案の審議については全て終了いたしました。  今定例会に提案された多数の重要案件につき、本日までの長きにわたり御審議いただき厚くお礼を申し上げます。  また、理事者の方々におかれましても、議案の作成に始まり、きょうに至る御労苦に対し深く敬意を表します。  この際、市長から発言を求められておりますので、承ることにいたします。   〔市長 渕上隆信君登壇〕 127 ◯市長渕上隆信君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  第5回市議会定例会は、去る12月1日に開催され、本日まで21日間にわたり、議員各位には本会議並びに各委員会を通じ、終始熱心かつ慎重に御審議を賜り、本日、全日程を終了され、平成27年度一般会計補正予算案を初めとする各議案、また本日追加提案いたしました人事案件等、全議案につきまして議決及び同意を賜り、ここに厚くお礼を申し上げます。  今回議決いただきました予算案を初め各議案の事業執行に当たりましては、本会議並びに各委員会におきまして御提案、御要望いただきました諸事項並びに一般質問におきまして御提起いただきました貴重な御意見、課題等に私を初め職員一同、真剣なる調査研究を行い、施策の推進に資するよう全力を傾注してまいる決意でございます。議員各位におかれましては、今後とも御教示とお力添えを賜りますようお願いを申し上げる次第であります。  平成27年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)につきましては、7年後に迫る北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくりの実現、ひいては難局にある敦賀の再興を実現するための足がかりを築く上で欠くことのできない施策として、アクアトム活用計画に係る債務負担行為を御提案いたしました。会期を通じ御審議をいただく中、当該予算の可決に伴い附帯決議が付されました。私といたしましては、この決議のみならず本会議一般質問での御提案も含め、しっかりと受けとめ、予算の執行に当たってまいります。  なお、金ケ崎緑地事故に係る和解の件に関しましては、今後、御遺族との間で和解の手続をとらせていただくこととなります。事故から7年余りの年月がたちますが、ここに改めまして事故で亡くなられました方とその御遺族に対し謹んで哀悼の意を表します。  本市といたしましては、このような不幸な出来事が二度と繰り返されることがないようイベントにおける安全確保には最優先で取り組んでまいります。  さて、北陸新幹線の整備促進に関しましては、今月13日に小浜市において北陸新幹線若狭ルート建設促進総決起大会が開催されました。敦賀以西ルートにつきましては、さまざまな案が議論されておりますが、若狭ルートは昭和48年の整備計画で決定された唯一の公式ルートであり、敦賀から大阪までの所要時間が最も短く、乗りかえも不要であるといった多くのメリットがあり、嶺南地域の経済活性化には欠くことのできないルートです。本市といたしましては、若狭ルートの実現を目指した活動を県及び近隣市町とともに積極的に進めてまいりたいと考えております。  また、若狭ルートが実現するまでの間、敦賀駅が北陸新幹線の最終駅となります。乗りかえの利便性のみならず、二次交通のアクセス、また市内への誘導といった乗りおりの利便性についての協議も進めてまいります。  なお、JR西日本より12月18日付で来春のダイヤ改正の発表があり、敦賀駅停車のサンダーバードが朝の通勤時間帯に1便増便することとなりました。これまでサンダーバードや新快速のダイヤ改正等、利便性向上を要望してきた敦賀市にとりまして大変うれしいニュースであり、改めてJR西日本を初め関係者各位に厚くお礼を申し上げる次第であります。交流人口の増加が期待できるとともに、市民の皆様におかれましては、さらにサンダーバードや新快速を御利用いただきたいと存じます。  また、18日には、福井銀行との地域経済の活性化に向けた包括的地域連携に関する協定に基づく事業の一環として、元観光庁長官で現在公益財団法人大阪観光局理事長の溝畑宏氏を講師に招き、地方創生特別講演会「観光立国と地方創生で福井を元気に!」を開催いたしました。本市、また嶺南地域の観光産業による地域経済の活性化、地方創生の今後の方向性について御提言いただきました。今後の観光誘客に向けて、官民が連携した地域の魅力向上への積極的な取り組みの必要性を再認識するとともに、その思いを強くした次第であります。  さらに、19日には、外務省の日本特集番組制作支援事業により、イスラエルで最大の視聴率を誇るテレビ局であるチャンネル2に人道の港敦賀ムゼウム等の取材に来ていただきました。イスラエル国内において来年5月のホロコースト記念日に合わせて放映される予定とのことであります。  ことしは、戦後70年の節目を迎えることや映画「杉原千畝」の公開、また杉原氏の関連資料がユネスコの記憶遺産に登録する国内候補に決定したこと等の要因により、人道の港敦賀の注目度が高まっております。この追い風を絶好の機会と捉え、なお一層の人道の港敦賀のPRを行ってまいります。  ところで、私自身にとりましては本年4月、第22代の敦賀市長として市政の重責を担わせていただくことになり、この7カ月余り、本市の置かれている現状や課題を検証しながら私の目指す市政の実現に向け一生懸命取り組んでまいりました。この間、議員の皆様、市民の皆様からは数多くの御意見、御指摘を頂戴いたしました。この皆様からの声を真摯に受けとめ、敦賀をよくしたい、その一念で、本市の魅力を一層高めていくよう来年もさらなる施策の充実を図ってまいります。  最後になりましたけれども、来年はさる年です。さるは「悪いことが去る」や「病が去る」など、いいことや幸せがやってくるという縁起のよい年という一説がございます。議員各位、また市民の皆様方におかれましては、くれぐれも健康に留意されまして、御家族おそろいの中で輝かしい平成28年の新春をお迎えになられますように心からお祈り申し上げまして、閉会に当たりましてのお礼と御挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 128 ◯議長有馬茂人君) これをもって平成27年第5回敦賀市議会定例会を閉会いたします。             午後1時45分閉会  上記会議のてんまつに相違ないことを証明するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                    議   長  有 馬 茂 人                    副 議 長  別 所   治                    署名議員  山 本 貴美子                      同    山 崎 法 子 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...